2016年1月23日土曜日

笑う門には福来る

 今日は、党と後援会の「新春のつどい」を登別市・室蘭市・苫小牧市と駆け回り。どこでも意気高く、安倍政権を終わらせようと!

 合わせて先日の私の質問にも「録画して何度も見てるよ」「町役場の職員が『国会に送って良かった』と言っていた」など、たくさんの激励をいただき、本当にありがたいです。

 日本共産党の質問は、国会議員の頭のなかだけで考えるものでなく、現場の実態をふまえるからこそ説得力が生まれると私は確信しています。

 支部と後援会、地方議員のみなさんの力で生まれた質問です。

 そもそも、この議席を勝ち取らせていただいたから、できた質問です。

 今の国会情勢と合わせて、このような日本共産党の強みを知ってもらいたいし広げてもらいたいと、あいさつでも触れました。

 さて、各地の「新春のつどい」は「ご当地ならではの余興」がありまして、それを楽しみに参加している私。

 登別市ではオープニングで、ビンビンと伝わる登別太鼓を子どもたち・青年たちが披露してくれました。

 室蘭市では、熟練のひょっとこ踊りに会場から喝采。

 苫小牧市では、青年たちのパフォーマンスに混じって、まさかの小野寺市議の制服姿(娘さんのだそうですが違和感なし!)。

 どこでも書ききれないだけの盛り上がりで、私も元気をいただきました。

 終わるころには、みんな笑顔・笑顔・笑顔。

 しかめっ面より、笑顔で明日へ向かいましょう。

 【今日の句】 見えるかな 本気も笑顔も やさしさも

2016年1月22日金曜日

なぜ大きな拍手?

 甘利大臣の疑惑も残されたまま、おこなわれた政府4演説。総理は「挑戦」をくりかえして勇ましさを振りまきながら、最後に憲法改正を唱えました。

 冒頭の小栗上野介の嘆きを紹介したことはともかく、現状認識では世界経済の不透明感が増していることから演説は始まりました。

 それ自体、外需頼みの経済政策だったとの告白ですが、それでも新しい成長軌道をつくるのだとTPPを持ち出します。

 大きな不安を抱える農家に対しては、農業の体質強化と経営安定化の対策を講じるし、TPPで世界に売り込もうと発破をかけます。

 この基調は被災地復興にも貫かれ、新しい産業の芽が育っていると「地方創生」を説きましたが、福島の最大の苦しみである原発事故については、「げ」の字も触れませんでした。

 地方経済、観光立国と進み、「一億総活躍」への「挑戦」では、労働・介護・子育てについて具体的施策を並べました。

 次に「アベノミクス」は成果を出してきたと強調して、法人税減税などを掲げて内需押上げをめざす決意を述べましたが、これまでもできていないなかで、その見通しは見えません。

 外交では、アジア諸国との関係強化とともに、基軸は日米同盟であることを確認して、沖縄の新基地建設を進めていく姿勢を示しました。

 自衛隊がネパール巨大地震で支援に活躍したことを引き合いに安保法制の正当性を説くのですが、違う性格の問題を結びつけて話しても正確ではありません。

 最後に、また「挑戦」をエピソードを交えてくり返すのですが、問題は何に向かって「挑戦」するかです。

 経済、平和と呼びかけて、ブログの冒頭に紹介したように憲法改正を持ち出しました。

 ここに安倍首相の「挑戦」の意図があるように思います。

 年頭から、おおさか維新を含めた改憲勢力で多数をめざすと公言してきた安倍首相。

 どれもこれも重要課題で、正面から論戦には挑みますが、安倍首相の最大のねらいは見逃してはなりません。

 あらためて施政方針演説を分析し、論戦準備を急ぎます。

 とはいえ、その論戦相手の一人である甘利大臣の、疑惑に対する説明は誠実と言えるのでしょうか。

 午前中の記者会見で、大臣室で多額のお金を受け取ったことがあるかと聞かれ、甘利大臣は「今回の件以外にはありません」という答えをしたとか。

 語るに落ちたと言えるものですが、それでも正式な回答は1週間後にするから、と。

 法に反することはしていないと断言できるなら、現金を大臣室で受け取ったか受け取っていないかぐらいも普通に記憶できているはずです。

 抗議の意味で甘利大臣の経済演説の際に退席しましたが、控室でテレビを見ると冒頭に「お騒がせしました」と一言述べて、なぜか自民党議員は大きな拍手で応えていました。

 テレビを見ていた人は、私だけでなく、なぜ重大疑惑を抱えた大臣に大きな拍手を送るのか理解できなかったのではないでしょうか。

 あまりに深刻な安倍政治の現状、です。

 【今日の句】 数頼み きっと国民 見透かすよ

2016年1月21日木曜日

大臣の責任も、総理の責任も

 甘利TPP担当相の金銭疑惑の記事を読みましたが、事実であれば重大です。大臣本人の真摯な説明が必要ですし、総理も甘利大臣まかせにしてはなりません。

 今日の参院予算委員会でも、日本共産党は田村智子議員が、そして各党からの質問もありました。

 甘利大臣は「正確に把握して説明する」という主旨を述べるにとどまり、同時に、法に反することはしていないとの答弁も。

 正確に把握せずして、なぜ法に反していないと言えるのかはわかりませんが、任命した安倍首相も大臣まかせにせず真相を国民の前に明らかにするよう責任を果たすべきと思います。

 大臣室に入室したとの記述が記事にはあるので、記録を確かめればハッキリしてくるでしょう。

 今日は衆院本会議で、18歳選挙権施行にともなう公選法改正案を全会一致で可決しましたが、肝心の議員・政党が不信を招くようではダメです。

 そういう面からも、しっかりと役割を果たさなければと思っています。

 明日も衆院本会議があり、いわゆる「政府四演説」を聞きます。

 これは、①総理の施政方針演説、②外務相の外交演説、③財務相の財政演説、④経済財政担当相の経済演説で、安倍政権の基本方針となるものです。

 問題は④の経済演説で、甘利大臣が担当となるわけですが、疑惑への説明次第では大臣としての資格とセットで問わなければいけなくなるでしょう。

 もちろん総理の施政方針が、国民の願いと照らして反していないのか--が中心的な問題ではあります。

 戦争法(安保法制)、消費税、社会保障、TPP、沖縄、原発、東日本大震災‥‥山積する重大テーマ。

 先週の予算委員会で質問の出番はありましたが、これから審議が本格化するなかで緊張感も高まります。

 【今日の句】 またこれが 政治不信の 引き金か

2016年1月20日水曜日

私たちの病院ができる

 岩手県調査の2日目は県庁から山田町へ。雪道の長距離運転に感謝と、実態を国会で反映しなければとの思いを持って東京に着きました。

 2日間を通して、岩手県独自の住宅再建支援策と現状を学びつつ、住まいの問題をどう解決していくかが1つのテーマでした。

 国の支援に加えて、県と市町村ごとの支援に、県産材使用やバリアフリー仕様などで更なる支援を受けられることが、住宅再建の後押しになっていることがわかりました。

 山田町では「地産地工」として、地元工務店が基本設計を提案し、低廉・良質の「山田型復興住宅」の紹介をするなど、積極的な取り組みも。

 復興公営住宅も、①低所得・低年金の方の家賃をどうするか、②被災者で埋まらない(または不在となる)後をどうするか、なども考えるテーマで、佐藤信逸・山田町長からは老朽化した町営住宅や教員住宅などとの将来的な活用も意見を交わしました。

 住まいの決断には経済的側面もありますが、コミュニティや医療・介護、買い物などが身近である社会的側面があるとも感じました。

 県立山田病院(現在は仮設診療所)でも話を伺いましたが、先生が訪問診療に熱心で、地域からの信頼も厚いことがひしひしと伝わります。

 被災して今なお心細い方もいるでしょうし、町民アンケートでも医療・介護・福祉は要求のトップだったそうですから、町づくりの中核としても医療再建の意義は大きい。

 夏には新病院として建設され新たなスタートを待ちわびているとの話でしたが、一方で医師・看護師確保は切実で、人材確保は給食の面でも苦労しているとのこと。

 自治体職員も業務量に比べたら依然として不足してますし、引き続きマンパワーの支援は重要課題と痛感しました。

 こういう現状で、目先だけで「復興の総仕上げ」と言うには違和感がありますし、この実態を私からも訴えていかなければ、です。

 病院建設は「私たちの病院ができる!」と希望にもなっているし、前向きにがんばる方々との嬉しい出会いもありましたし、住民が主人公の立場を実践されている方の努力も伺いました。

 しっかり国会にも反映していきたいです。

 【今日の句】 雪道も とけて必ず 春は来る

2016年1月19日火曜日

実態に見合った後押しを

 北海道はじめ各地の低気圧による影響は大丈夫でしょうか。私は高橋千鶴子衆院議員と、大船渡市調査の一日でした。

 東日本大震災から5年を迎えるなか、いまだ18万人を超える被災者が避難生活を強いられています。

 通常国会でも最重要課題となる問題ですし、震災復興特別委員としても現地の実情をつかみたいとも思っていました。

ちょうど今日19日は、次の5年間の政府の復興基本方針骨子案が提示されもしました。

 その中身は後ほど検証が必要ですが、とにもかくにも実態をふまえなければ検証もありません。

 今日は大船渡市役所を皮切りに、住宅再建を果たした方からの聞き取り、被災業者からの聞き取りをおこないました。

 住宅再建には、岩手県が独自の補助金制度を持ち、それに上乗せする形で市の補助金もあります。

 国は個人資産の形成に税金を出すことは消極的ですが、現場の実態を見れば、それで全体の復興や被災者の気持ちも前に向くのですから、いろんな知恵の発揮はあるはずです。

 住宅再建を果たした方の話を聞いても、その後押しがあるのとないとでは大きな違いがあると思いました。

 そうでなくとも資材と人件費の高騰が続いているのですから、見過ごし続けていれば、それこそ復興は絵に描いた餅。

 高齢だと銀行から借りられない、お子さんがいないと保証人の引き受け手もいない‥‥などに対しても、柔軟な対応ができないものか。

 もともとの町内会のつながりを生かしながら移転していくうえで、世話役の方の役割の大きさも実感しました。

 知恵は現場にある。

 明日もしっかり学びたいと思います。

 【今日の句】 容赦なく 降った雪にも 負けじにと

2016年1月18日月曜日

安全こそ使命

 上京前に、年末に火災が発生したJR嵐山トンネル(旭川市)の調査へ。東京は積雪で混乱したようですが、現地は-19℃の極寒!

 森つねと道参院選挙区予定候補、真下紀子道議と駆けつけました。

  北海道は、このような積雪・寒冷地なだけに、JR他社より鉄路の管理には様々な苦労が伴います。

  だからといってJR北海道の責任を不問にするつもりはありませんが、国鉄の分割・民営化が遠因として働いていると私は思うのです。

 JR各社の独立会計で、鉄道事業だけでは当然赤字となる構造の北海道では、JR北海道も経済事業に軸足を置くし、不採算部門の鉄道事業では路線廃止や事業縮小、部門の外注化が進むこととなりました。

 とはいえJR北海道は安全第一の経営をすべきですし、必要なら国へも支援を求めることも必要です。

 この間の相次いだ事故で基金は積まれていますが、あらためて全体像の再検討が求められているのではないでしょうか。

 トンネルは列車が走っているため外部からの視察となりましたが、上部がススで黒くなっていて火災の大きさを見せつけています。

 これが人が乗っている時間帯の火災だったらと思うと身震いしました。

 JR北海道のトンネル数は176あり、うち電化は11あります。

 最優先に点検すべきですし、それ以外も含めて安全対策を強化してほしい。

 先日の会見では、この点検などにかかわって「選択と集中」との言葉があり、選ばれなかった路線は廃止が念頭か?との疑念が浮かびました。

 ダイヤ改正にともない、いくつかの駅で廃止や無人化とされ、日高線のように復旧が進んでいないところもあり、道民から「新幹線もいいけど、地方路線もしっかり守ってほしい」との声があがっています。

 国に対しても、公共交通のあり方を問いただしていかなければならないですね。

 明日は岩手県へ調査に行きますが、北海道はじめ明日も荒れる予報で‥‥各地で被害が起きないことを願います。

 【今日の句】 安全の 緩和で命 守れるか

2016年1月17日日曜日

自然災害の多い日本だから

 阪神・淡路大震災から21年となりました。幾多の大震災同様、忘れてはならない1日です。

 あらためて当時の被害を振り返ると、死者6434人・全半壊(焼)約47万世帯という甚大なものでした。

 テレビで報じられる被害が、どんどん拡大していく様子に「大丈夫なのか‥‥」と不安ばかりがつのっていた当時を思い出します。

 20年を過ぎても、まだ被害は続いている。

 借り上げ復興公営住宅は「20年が期限」と退去が迫られていますが、被災の実態から転居できない方がいるのも事実です。

 これは東日本大震災も同じで、家も資産も生業も失い、仮設住宅から出られない現状もあるわけです。

 他国より天災に見舞われやすい日本で、被災者支援が乏しくないのだろうか。

 ヨーロッパでは、被災した国民に「生存権を保障するのは国の責任」と、一般住宅並の仮設住宅、家財の提供などをおこなっている国もあります。

 安倍政権が「一億総活躍」を掲げるのなら、活躍できる環境をつくることこそ。

 東日本大震災も5年という節目を迎え、さらに実態をふまえた対策をと視察も計画しています。

 さて、今日も各地の新年のつどいを回りました。

 どこでも「テレビで見たよ!」「もっと安倍首相を追い詰めてくれ」と声をかけられ、テレビの影響の大きさにビックリしました。

 夕張市も今年が剤歳破綻10年目で、新年のつどいを前に資料もいただき、しっかり国会にも反映させたい。

 TPPはじめ、どの問題でも国民不在・憲法無視の安倍政権。

 明日は参院予算委で、小池晃参院議員が質問に立ちます(NHK中継あり)!

 【今日の句】 歴史から 学ぶ政治へ 変えないと