2016年4月9日土曜日

空襲の歴史

 桜の開花は5月の釧路市での演説会を終えて東京へ着いたら‥‥暑い! 釧路では衆院道5区補選勝利、参院選での日本共産党躍進を訴えました。

 森つねと参院道選挙区予定候補。いわぶち友参院比例予定候補の若々しい演説の後、私からは国会情勢、野党共闘、昨日のTPP特別委空転のてん末、安保法制=戦争法廃止の意義‥‥などを訴えました。

 釧路市は1945年7月15日に、大きな空襲があったのです。

 釧路市には、その被害を忘れないため市内中心部に「平和公園」があります。

 歴史の重みを、しっかり受け継がなければいけないと思っています。

 といいうのも、釧路空襲を体験された方から「戦争につながるものは止めなければいけない」と聞いた話があったからです。

 演説会ではこのエピソードも紹介し、新しい政治をつくる日本共産党としての決意も述べました。

 演説会後に青年たちとの写真撮影や懇談などもあり、私も励まされました。

 大きく動いている情勢に、積極的に立ち向かっていきたい。

 ご覧になれる方は、明日の日本共産党「第5回中央委員会総会」はネットでも中継されますので、ぜひご覧くださいね。

 【今日の句】 また猛暑 来ると思うと 北恋し

2016年4月8日金曜日

今日のTPP審議状況(4/8)

 審議環境が整わないなか、与党によるTPP特別委員会強行! 私は理事会で「このまま開くべきでない」と主張、こんな運営は認められません。

 今日1日の状況を振り返ると‥‥事の発端は民進党・緒方議員の質問からでした。

 特別委員会・西川委員長の著書とされる「TPPの真実」のゲラ原稿をもとに、国家公務員の守秘義務違反について質問。

 そのような職員は確認できなかった旨の回答書が、政府から民進党にあり、石原TPP担当相も決済しているはずだから、このとおりですねというものでした。

 石原TPP担当相は「コピーなるもの(※ゲラのこと)を見ていないのでコメントできない」とくり返し、緒方議員から「ゲラのことではなく、回答書についての確認だ」と問い直しても答弁を変えず、ヤジがあることも理由に答弁席に立たない素振りも見せました。

 民進党から答弁の整理を求め、速記を止めることを求めたにもかかわらず、西川委員長は審議を続行したことから民進党議員が抗議のうえ退席し、委員会が休憩となったのです。

 その後は、私たち特別委理事・オブザーバーと国対とが断続的な協議。

 野党側は統一して、①理事の要求があった場合は質疑時間を止めて議場整理をおこなう、②質問に対する答弁が正確でないときは、委員長から答弁者に注意する、③委員長自身に関する質問には、委員長自身が誠意をもって対応する--として、ゲラの存在を認めることを要求しました。

 しかし、これらの合意が得られないまま、16時過ぎに理事会が再開。

 民進党は欠席しましたが、私(日本共産党)は運営の正常化を求める立場から出席しました。

 与党から「協議が整わないが、残された時間でできる会派は質問を続けてほしい」とあり、民進党以外でいえば日本共産党とおおさか維新。

 私からは、委員会の環境を整えるべきだ、民進は質問権も放棄していないし順序を飛ばして合意なく進めるべきでない、と主張。

 なお、NHK中継は全会派がそろわないと放送されませんので、国民的議論に付す重要な審議の機会とならない角度からも発言しました。

 おおさか維新からは、自党の時間の範囲で質問すると主張。

 結局、与党の理事のみ(日本共産党はオブザーバー参加なので議決権がありません)で委員会の再開を議決し、私からは「まだ審議が始まったばかりの段階で、このような進め方では今後厳しい対応をせざるを得ない」と述べて退席しました。

 民進・共産が抗議するなか、16:30に委員長が特別委員会の再開を強行。

 不正常な運営に抗議し、民進・共産で記者会見をおこない、私からは上記の経過を述べました。

 私は「TPPの真実」ゲラを見ていませんので事実はわかりませんが、これまでの審議の状況から見て西川委員長の著作であるでしょうし、情報提供者の存在もありえるかもしれません。

 したがって、今後の審議を深めるうえでも重要な資料たりえるわけです。

 違う角度から言うと、あらためて浮かび上がったのはTPP交渉の秘密性です。

 協定という「結果」に疑問があれば、なぜそうなったかの「経過」を知らなければ判断は不十分になります。

 それが秘密にされるわけですから、条約の承認という「衆議院の優越」を与えられている者として、十分な審議が必要なのです。

 それが、先のような答弁や委員会運営では、保障となりえないわけです。

 以上が今日の経過です。

 内容にしても、その異常な秘密性にしても、さらに「ていねいな説明」となっていない安倍政権の進めるTPPは認められません。

 今日、笠井議員と私の質問を待たれていた方には、申し訳ありませんが来週以降の機会をお待ちください!

 いったん土日を挟みますが、週明けの審議にしっかり臨んでいきます。

 【今日の句】 ていねいな 運営・説明 どこ行った

2016年4月7日木曜日

今日のTPP審議状況(4/7)

 今日・明日とTPP特別委は各党一巡の質問です。日本共産党は明日14:02~笠井亮議員、15:02~私です。NHK中継あり!

 今日は自民・公明・民進の各党議員が質問に立ちました。

 与党からは、TPPの意義、国内対策の有効性、不安の払しょくなど。

 野党(と言えど今日は民進党だけですが)は、黒塗りの情報公開、交渉過程の開示、西川委員長の著作問題、政府試算、コメ、甘利前大臣の招致‥‥などが質問されました。

 情報開示は平行線のままでしたが、これだけ秘密のままに批准だなんて、賛成して責任を負えるのでしょうか。

 安倍首相は、盛んに「交渉は秘密があるのが当たり前」と言いますが、重要な政治判断をした理由は答弁がないと、なぜ、このような結果になったのかが理解できません。

 「結果がすべてであり、結果について議論を」とも総理は言いましたが、結果オーライではダメだから問うているんです。 

 明日は、笠井さんがTPP全体について、私は関税・農業分野を質問します。

 先ほど質問原稿を書き終えました。

 とはいえ、正確さを期さないといけないし、もっと違う聞き方はないか‥‥と、ギリギリまで考えるのです。

 ぜひ、中継をご覧ください!

 【今日の句】 黒塗りは 都合の悪さ 白状し

2016年4月6日水曜日

今日のTPP審議状況(4/6)

 今日のTPP特別委員会は、高鳥内閣副大臣の問題により開会が5時間遅れて趣旨説明。明日・明後日と、NHKで総括質疑が中継されます。

 総括質疑は1日7時間ずつで、与党3時間・野党11時間の配分。

 日本共産党は8日(金)14:02~15:49予定で1時間47分、委員である笠井亮議員と私が質問する予定です(詳細は明日!)。

 特別委員会の初めの議論ですので、安倍首相はじめ関連法案にかかわる関係大臣も出席のもと、総括的な質疑となります。

 今日の遅れは、昨日の資料「黒塗り」問題にかかわり、民進党が高鳥副大臣を呼んで聞くことにしていたのに現れず、みずからフェイスブックなどで自党の議員の「励ます会」に参加していたと書いてあり、その事実確認と陳謝などで遅れたものでした。

 「黒塗り」自体は、秘密交渉を象徴するもので、国会の議論にとっても容認できないもの。

 同時に、説明を果たすべく政務三役が責任放棄のような行動をしていたのでは、とんでもない。

 理事会が断続的に休憩と再開を繰り返し、私も国会内を歩き回って、気が付けば1万歩を超えるほど。

 質問準備も遅れたため、いまだ国会内で原稿の作成中です。

 質問を考えながら、これまでTPPに不安や反対の声を上げた方の顔が浮かびます。

 正面からTPPの問題点を浮き彫りにして、批准阻止への力としていきたい。

 ぜひ明日・明後日の審議をご覧いただき、TPPが誰のためのものなのか、よく見定めてほしい!

 【今日の句】 ていねいな 説明いったい どこ行った

2016年4月5日火曜日

今日のTPP審議状況(4/5)

 今日の本会議、明日は委員会で趣旨説明となるTPP。理事懇では甘利・フロマン交渉の論点メモが提出されましたが黒塗り!

 秘密保持義務という、TPPの重大な問題点があらためて露呈された格好となりました。

 初めは提出を渋っていた政府側でしたが、このままでは審議が進まないという判断から今日になって提出となったわけです。

 しかし、会合名と日にち以外は黒塗りなので、何もわかりません。

 今後の審議で質すことになりますが、このような状況が続くとなれば納得などできません。

 今日の理事懇では、今後の審議の持ち方も確認しました。

 西川委員長には、中立公正な委員会運営と、十分な資料を政府・関係者に提出するよう指導すること。

 委員会の定例日は火・水・金の週3日で、総理入り質疑は柔軟に対応。

 委員会審議は、冒頭総括的質疑、集中審議、参考人質疑、中央公聴会・地方公聴会、総括質疑を確認しましたが、テーマや回数など具体的なことは今後の協議となります。

 委員会の張り付け大臣は、TPP担当大臣、外務大臣、農林水産大臣(外務大臣は外交日程等については配慮)で、質問者の要求に応じて関係大臣の出席も。

 甘利前大臣の参考人出席は理事会協議となりますが、鶴岡主席交渉官は参考人としての答弁することが確保されました。

 今日の衆院本会議で笠井亮議員が質問に立ちました(こちら!)が、日本共産党は徹底審議のうえ問題点を明らかにし、国民的世論も高めながら批准阻止の立場です。

 必要な情報開示がなく、国会と国民が理解できないまま批准だなんてことは、もちろん認められません。

 しかし今日の質疑で、石原担当相は「制約があることのご理解を」、安倍首相はこれまで200数十か所の説明会をしてきたことも上げて、今後も「ていねいな説明をする」と言いますが、それなら必要な情報を出すべきです。

 中身としても、正確な答弁は会議録を待ちますが、さまざまな懸念は当たらない、新たに日本が変更を求められることはない、などの繰り返し。

 1問1答ができる委員会で、詰めていかなければなりません。

 STOP!TPP官邸前アクションに、遅くなって状況報告に駆けつけました。

 理事会対応も、委員会質疑も、できる限り情報発信に努めます。

 【今日の句】 隠すのは 不利益あると 疑われ

2016年4月4日月曜日

まだ決まらず

 明日の衆院本会議でのTPP審議、日本共産党からは笠井亮議員! その後の委員会審議の日程は、まだ決まっていません。

 これまでも秘密交渉を盾にしてきた政府ですが、ここで国会審議に必要な情報を公開しないで、いつするのか。

 政府試算だって、GDPが大幅に増加するとの見込みですが、失業者は必ず他の仕事に就くという「完全雇用」が前提ですから、現実離れしています。

 そのような試算であっても、農業被害は1300~2100億円となり(これでも過小評価でしょう)、国会決議に反していることも明瞭です。

 いろんな論点があり、拙速な審議や結論を求めるようなことがあってはなりません。

 さまざまな合間に法案レクなども受けて、私自身も論戦準備です。

 【今日の句】 どの国も 反対世論が 沸き起こり

2016年4月3日日曜日

市民+野党が力強さを増して

 集会などを渡り歩き、明日以降の動きもあり早めの上京。国会ではTPP、北海道では5区補選!行動が分刻みになってきました。

 とりわけ衆院道5区補選は、安倍政権の暴走を止める大きなチャンス。

 「しんぶん赤旗」でも、今日は1面に取り上げています(こちら)。

 今日は直接、池田まきさん応援の日程ではなかったのですが、憲法改悪反対共同センターが厚別区でおこなう集会に参加(写真の真ん中に、小さく写っているのが私)。

 その後のデモには参加できなかったのですが、フェイスブックなどを見たら、民進党の事務所前を通った際に逢坂誠二衆議院議員が出られて、マイクを握って訴えている写真も!

 「市民+野党」の枠組みは、だんだん力強さが増しています。

 途中、市民ネットワークのみなさんが宣伝をしている姿も見えました(遠くだったため、立ち寄れずに残念)。

 ここまで共同が強まってきたのは、昨年の戦争法案の運動があったからですが、同時に市民の声の高まりが、それまでにもあったから。

 東日本大震災と原発事故を機に、多くの方が立ち上がった。

 秘密保護法のときも、国会前には夜中まで青年たちが声をあげました。

 さかのぼれば、派遣切りに対する反対運動、生活保護母子加算復活への運動、障害者自立支援法、後期高齢者医療制度‥‥などでも、当事者としての声があがっていた当時。

 今は「保育園落ちた、日本死ね」ブログに端を発して、ママ・パパが国会にまで駆けつける。

 こういう声の高まりは、与野党議員とも目にはしてきているのです。

 しかし、それが共闘につながるまでは時間がかかりました。

 時間はかかったけれど、同じ切実な声を聞いてきた議員同士として、その声に応えて前へ進むとき。

 まず衆院道5区補選で勝利し、参院選で安倍政権を変える本格的な道筋をつけよう。

 札幌北区での「党と後援会の総決起集会」でも、心から訴えました。

 私も力を尽くしたい。

 【今日の句】 春風は みんなの力で 呼び込もう