2016年7月16日土曜日

食料一考

 参院選中の写真を整理していたら、青空のもと田畑が広がる風景がありました。何気ない1枚なのですが、何となく気に入っているのです。

 手前のガードレールも味があるし、何を狙って撮ったのかわからない感が私っぽくもあり‥‥(あまり自慢できる話ではない‥‥)。

 「自然のなかの1枚」みたいな写真と思われがちですが、整然とした田畑にせよ、隅に映るハウスにせよ、手前のカードレールにせよ、奥に見える建造物も、どれもこれも人工物なんですよね。

 そして、この1枚から生み出されてくるものが、私たちの命を支える「食料」。

 この1枚に入っているのに、見えない水があり、太陽の光があり、じゅうぶんな気温があり。

 こう考えると、私たちの口に入る食料は、人間が地球に働きかけて生産される最高傑作ではないのかと、私は思えてくるのです。

 今日、地元・白石区の第41回ふるさとまつりに伊藤りち子札幌市議と参加したのですが、与野党を問わず各議員が勢ぞろいしました。

 国会議員では私のほか、高木宏壽衆議院議員(自民)・荒井聰衆議院議員(民進)が参加されました。

 高木議員とは、TPP特別委員会で(政府側として)お会いしていることもあり、今日もあいさつしあう中で「また秋は(臨時国会で)TPPだね」と話に。

 この写真を大事に取っておいて、しっかり秋の論戦に挑まなければ、ですね。

 【今日の句】 収穫の 秋を喜ぶ 政治たれ

2016年7月15日金曜日

原点を見失うことなく

 今日は日本共産党創立の日‥‥ですが、朝から仏テロ事件の報に暗い気持ちになります。お悔やみを申し上げつつ、こんな蛮行は許すまじ!

 背景が徐々に解明されるでしょうが、いかなる理由であろうと許される行為ではありません。

 同時に、負の連鎖を断ち切るための国際的協調が求められるのではないでしょうか。

 日本共産党は、解決のために、テロ組織に対する資金源や武器供給の流れを断ち切ることや、各国に広がる貧困の解消などを掲げてきました。

 実現していくためには、国際的に大義ある一致点を積み重ねることが必要だと思います。

 暴力の悪循環からISが台頭してきたことを見れば、根本的な解決への努力を積み重ねていくときです。

 話は戻って、今日は日本共産党の創立記念日。

 1922年に8人で大会を開き、それから94年となりました。

 絶対主義的天皇制の日本で、厳しい弾圧のなか党をつくった大先輩の覚悟は相当だったと思うのです。

 その同じ日である今日、私は毎週金曜日の道庁前・反原発行動へ。

 国会前では、岩渕友・山添拓の両参議院議員と藤野保史衆議院議員も原発ゼロを訴えたそうです。

 94年が経った日本で、日本共産党の国会議員が、国会前でも北海道でも市民といっしょに行動している世の中になるなんて大先輩は想像できたのでしょうか。

 理屈で「歴史は必ず発展する」とわかっていても、この今日の状況を見たら、驚くだろうし感動するだろうし、「党をつくって間違いなかった」と思うだろうし。

 国民の苦難軽減と、人間の自由・解放。

 党創立の原点を見失うことなく、私も私の歩みとともに進んでいきたい、とあらためて思ったのでした。

 【今日の句】 あきらめず みんなで世界 変えようよ

2016年7月13日水曜日

秘書も休む間もなく

 閉会中ではありますが来客・要請もあり、何かと慌ただしい1日。まだ机上整理も進まず‥‥いろいろ宿題も解決していかないと‥‥。

 とはいえ作業中に少しずつ睡魔が‥‥体調管理も気をつけませんとね。

 選挙応援に行っていた秘書も、休む間もなく戻って国会の態勢も落ち着きました。

 話題は選挙と今後の国政の動きになるわけで、臨時国会が9月中旬以降となれば、その間を使って調査などにも出かけたい。

 宿題ばかりで体が3つも4つも欲しいくらいですが、だからこそ議席をもっと増やさねば、なのです。

 当選してから1年7ヵ月になりますが、国会議員は本当に体力勝負だなと思う日があります。

 現場をまわり、問題点を集団的に検討し、質問にまとめたり要請をしたり‥‥時間との勝負なので突進力も大事なのです。

 さらに力をつけたいですね。

 【今日の句】 猫の手を 何本借りれば 終わるかな

2016年7月12日火曜日

重い責任を自覚して

 しばらくぶりの東京は、やっぱり暑い‥‥ほぼ1ヵ月も部屋を空けていたので、今日・明日と書類や机上整理に専念(?)です。

 同僚議員とも久しぶりに顔を合わせ、お互いの健闘を称えあいました。

 あらためて全国1人区の得票状況を見ると、多くの選挙区候補の得票が、野党4党の比例得票を上回っているのです。

 もっとも得票数比で高かったのが山形県(170.5%)で、次いで愛媛県(166.2%)・長崎県(140.4%)などとなっています。

 各県での共闘は色合いがあったようですが、貴重な教訓を引き出せれば政治を変える大きな力になるのは間違いありません。

 比例票も、日本共産党は3年前より前進していますが、沖縄県では自民党に次ぐ比例第2党となりました。

 責任も重くなるわけで、沖縄だけでなく党全体で力をつけなければいけない、ですね。

 参議院では議員団が14人になり、まだ確定はしていませんが、予算委員会や常任委員会で委員配置が増える見込みです。

 新任期が7月25日からですので、再来週には新しい国会議員団が勢ぞろいします。楽しみ楽しみ。

 公約実現とともに、とりわけ安倍政権の危険な改憲を止める役割を果たしたい。

 TPPも、臨時国会での批准をねらってくるでしょう。

 新人議員に負けないよう、地に足をつけた論戦と活動にがんばります。

 【今日の句】 シュレッダー 明日は一日 大車輪

2016年7月11日月曜日

ご支援への感謝とともに

 大激戦だった参院選。日本共産党は選挙区1(東京)+比例5で、北海道を活動地域にする岩渕友さん初当選! 道選挙区で森英士さんは議席届かずも大健闘でした。

 支持をお寄せいただいたみなさん、各地で支えてくださったみなさんに、心からお礼申し上げます。

 森英士さん・紙智子参議院議員と、そろって朝に選挙報告。

 始まる前にサラリーマン風の男性が「森さんにお渡しください」と、のど飴の差し入れ!

 森さんも「選挙中に訴えた公約の実現に、いっしょに力を尽くします」と力強く述べました。

 広い全道を1人で回る緊張感は経験した者にしかわからないことですが、最後まで懸命の訴えを続けられました。

 安保法制廃止と安倍政権の改憲ストップ、消費税増税に代わる別の道があること、社会保障と雇用応援の経済政策へ、TPP反対、原発ゼロと再生可能エネルギー推進……と多岐に渡す政策を掲げてたたかったのですし、私も国会で引き続き力を尽くしたい。

 岩渕友さんは、選挙5回目の挑戦での当選となりました。

 衆議院と参議院とで別ですが、いっしょに国会で働けるのがうれしい。

 これまで溜め込んできたものがあるでしょうし、国会では思い切って安倍政権へぶつけてほしいですね。

 ……なんて先輩風を吹かすことを書いてしまいましたが、秋の臨時国会へ向けて私も準備もしていかなければ。

 内閣改造・補正予算などが、9月中旬以降の臨時国会でまず焦点となるでしょう。

 後半国会では、先の国会から積み残しているTPPも問われてくるでしょう。

 改憲に向けた議論も、何らかの形で開いてくるかもしれません。

 国民運動と野党共闘の成果にたって、この暴走を止めなくてはいけないです。

 同時に、安倍政権に代わる新しい政治の姿も示すことも大事にしたい。

 北海道では(全国各地でも)アベノミクスに対して懐疑的ですし、私も担当委員会で見れば農林漁業の未来も心配な状況。

 安倍政権へ持っている不満を代弁しつつも、将来への不安にこたえる道も示していきたいのです。

 そして、引き続き共同を進めるために、私も国会内外で活動の幅を広げねば。

 選挙中に抱えた宿題もあるので、さっそく明日は上京し、会議や国会での活動に取り組みます。

 今日   現場から