2017年7月15日土曜日

日本共産党の力を大きく

 なんで今日も暑いんだ(と毎日言っている)! 写真は私の居住地・白石区の「ふれあいまつり」のものですが、実は汗がタラタラ‥‥。

 水分と塩分を適度に補給して、熱中症には気をつけてくださいね。

 さらに今日は、日本共産党の創立記念日!

 多くの先輩が築き上げた土俵のうえに、今の私たち新人国会議員がいます、。

 この力を大きくすれば、必ず政治は変えられる

 95周年を迎えて、新しい情勢のもとで、私もがんばる決意です。

 明日は16:30~札幌大通西3丁目で、市民と野党の共同街頭宣伝もあります!

 日本共産党からは私、民進党は池田まき小選挙区5区予定候補、社民党は福島みずほ参議院議員(市民との対話集会に合わせて来札しているのです)、自由党は小沢一郎党首からメッセージが寄せられて、「市民の風」を代表して上田文雄・前札幌市長もマイクを握ります。

 時事通信の世論調査で、安倍政権の支持率が3割を切っています。

 こういう時は野党の姿勢も同時に問われているわけで、早く解散・総選挙に追い込み、立憲主義にもとづくまっとうな政治に変えなければいけない。

 私たちも連日がんばりますので、まず明日、16:30~の街頭宣伝を多くの方々の力で成功させましょう。

 【今日の句】 出た水分 何かに循環 できないか

暑さに負けず

 なぜこんなに!というぐらい暑いなか、南富良野町・新得町で昨年の台風被害復旧状況とJR問題で懇談し、36℃を記録した帯広市へ‥‥やっぱり暑い‥‥。

 熱中症には、読者の方も本当にお気をつけくださいね。

 さて南富良野町ですが、決壊した空知川堤防の工事は進んでいたし、歩道も壊れて泥にもまみれた中心街もきれいになっていて、当時の様子がわかるのは避難所となった福祉センターが工事中だったことぐらいでしょうか。

 しかし、少し離れた農地では復旧工事が来年という場所もあり、いまだ被災の爪痕が深く残っていました。

 役場で副町長さんから現状をお聞きすると、金山湖の流木対策も残されているとのこと。

 九州の豪雨災害について話題にもなり、南富良野町では町職員など5人をボランティアで派遣することにしたそうです。

 JR問題でも、幾寅地区から富良野の高校に通う交通手段としての重要性が話されました。

 大量の流木が線路に溜まっている地域はあるのですが、JR北海道として何の手立てを取ったのかと疑問の声も聴きました。

 新得町では浜田正利町長が応対していただき、JR問題では「経済性だけで(廃線を)考えていいのか」との思いもお聞きしました。

 浜田町長から「ぜひ旭川から札幌、そして千歳までの住民こそがJR問題を考えてほしい」との話を聞いて、これは全道的課題なのだとあらためて思いました。

 漠然と廃線計画を不安に思っている方はいるでしょうが、同時に各地域・各自治体の問題だと思っている人はいないのか。

 鉄路だけでなく、医療などでも苦労を重ねる町村に住んでいる方でも、同じく安心して生きる権利があります。

 国の政策で振り回される、というのが地域の実態でもあります。

 北海道比例区から選ばれている私が、さらに全道の声を届けなけばいけない。

 その後は帯広市で報道関係の表敬訪問、夜は音更町で党十勝地区委員会主催の「党創立95周年記念講演会」。

 冷房がない会場に約160人と、いっぱいになるほど足を運んでくださり、扇風機7~8台が大活躍。

 参加された方が熱中症にならないか本当に心配でしたが、私からも国政報告とともに「日本共産党の95年の歴史は、党員ひとりひとりの歴史が積み重ねたもの」と訴え。

 そう、明日は日本共産党の創立記念日です!

 【今日の句】 避暑地とは 言えなくなりそな 北海道

2017年7月13日木曜日

問われているのは国の姿勢

 昨夜のうちに様似町へ行き、今日は日高管内5町をまわってJR北海道・日高線について懇談。急がれるのは災害復旧!

 JR北海道の路線維持困難の1つに入っているのですが、そもそも2年半前の災害からの復旧もされないまま今日まで至っているのが日高線。

 理由をつけて災害復旧をしないうちに、JR北海道は「復旧しても赤字路線」と議論の土俵を変えたことに、現地では不満や批判の声もあがっています。

 当然です。

 今日は全道の首長さんのセミナーが札幌であり、どこも副町長さんなどが応対してくださいましたが、「ぜひとも力を貸してください」「広域交通なのだから国の議論が必要」などのお話をうかがいました。

 私からは4月に発表した提言「鉄道路線廃止に歯止めをかけ、住民の足と地方再生の基盤を守るために--国が全国の鉄道網を維持し、未来に引き継ぐために責任を果たす」を、あらためて紹介し、党道委員会が9月に予定している「鉄道懇談会」を案内。


 松橋ちはる小選挙区9区予定候補も、苫小牧駅での利用者アンケートを紹介していました。

 「バスなどを乗り継いで通学しています。家を出るのは5時半」という高校生。

 「三石(※新ひだか町)に墓がある。今は車で送ってもらい墓参りしているけど、子どもたちがいないと行けるのか」と心配されている高齢者も。

 苫小牧市から、日高線の終着である様似駅までは車でも2時間半~3時間はかかります。

 停まりながら行くため、または乗継が必要なため、バスではさらに時間がかかります。

 赤字だからと路線を廃止すれば、北海道や全国各地での過疎化は加速するでしょう。

 人間は移動しないと生活ができないわけで、文化的にも社会的にも生活や地域が成り立つためには、移動手段は保障されておくべきです。

 それを実践しているのがEUで、鉄道事業は赤字が当たり前、公的支出を増やしてきたのです。

 移動も自己責任という日本とは、まったく考え方が違う。

 人が減っているから路線廃止が宿命なのではなく、町づくりと一体に住民運動に取り組むなかで、路線を維持している自治体も全国にはあります。

 日高線沿線でも、道内各地でもそのような動きがあり、問われているのは国の姿勢。

 国として国鉄分割・民営化の歴史を検証・総括することが、急がれているのではないでしょうか。

 浦河町では、町が10年かけて取り組んできた「夏イチゴ」栽培のお話もうかがいました。

 軽種馬農家の経営も苦しく、新たな就農基盤をつくりたいと取り組んできた結果、今は銀座にて扱われるほど「夏イチゴ」が浸透し、研修生から年々、独立もしているそうです。

 明後日7月15日は「夏イチゴの日」で、町でのイベントも告知されていました。

 ちなみに7月15日は日本共産党の創立記念日で、「赤い色では共通ですね」と荻野節子町議と笑いながらハウスを視察。

 いただくと甘酸っぱく、ケーキなどに使うのにちょうどいい味。

 栽培技術などは町職員がおこなってきたと言いますから、その努力たるや本当にすごいと感じました。

 農林水産省も施設園芸を推奨してはいますが、ハイテク・大規模志向のため、結局は費用もかさんでしまうと現地では敬遠気味のように感じました。

 使い勝手がよい支援こそ求められているんですね。

 明日は、昨年の台風で鉄路が被災を受けた南富良野町や新得町を訪れる予定。

 磯の香りに包まれて潮風が気持ちよかった日高管内でしたが、明日は猛烈に暑くなりそう‥‥!

 【今日の句】 効率が 価値のすべてじゃ ないはずで

2017年7月11日火曜日

北から政治を変える

 農家など約1000人が集まった「食と農、地域を守る全道農民総決起集会」では、安倍農政への不満や日欧EPA大枠合意への疑問・不安が出されて--。

 主催は道農民連盟で、政党あいさつは日本共産党の私のほか、自民・渡辺孝一衆議、民進・徳永エリ参議がおこないました。

 農作業を家族や仲間にまかせ、札幌に集まること自体が大変なのです。

 それでも今の安倍農政には声をあげなければいけない--上げられた3つの決議には、その思いが込められました。

 1つは「食糧主権・多様な農業の共存を求める国際貿易交渉に関する決議」。

 もう1つは「北海道農業・農村の持続的な発展と真の農政改革の実現を求める決議」。

 そして「農業を犠牲にした日EU・EPAの『大枠合意』撤回を求める緊急決議」。

 私から「決議をしっかり受け止めて、安倍農政の転換に力を尽くす」と連帯と決意を表明。

 先日、標茶町を訪れた際に池田町長さんから「何でも市場任せでいいのか。消費者だって食べているものがわからなくなるのではないか」と話されたことも引き合いに、官邸・経済界や規制改革推進会議が主導する農政には、これまでも農家の批判が出されていたことも触れました。

 日本政府はWTOに対して「多様な農業の共存」を求めていたはずでしたが、今やその立場はどこに行ったのでしょう。

 そのためには必要な関税措置も守るべきで、日欧EPAだけでなくTPP11や日米二国間交渉もあるし、スパイラルに市場開放が進むのではないかとの不安が農家にはあるのです。

 そのことを安倍首相はわかっているのか。

 地方創生と言いながら、やっていることは逆の方向だと思っている農家は多いのではないか。

 食と農、地域をないがしろにする政治には、大きなしっぺ返しが待っているぞ!

 【今日の句】 行き過ぎの 市場万能 変える時

2017年7月10日月曜日

政府は隠すな

 午前で早くも30度を超えた札幌市で懇談にまわり、午後からは「TPP11・日欧EPAを考える院内集会」参加に上京。衆参では閉会中審査もおこなわれました。

 札幌で、7月上旬に4日連続で真夏日となるのは125年ぶりとのこと。

 一方で、九州豪雨の捜索も猛暑のなか続けられ、避難所も蒸し風呂状態との報道もあって、国としても早め早めの支援を願いたい。

 札幌では岩渕友参議院議員と、道信用保証協会と中小企業支援センターを訪れて懇談(岩渕議員は終日、中小企業関係団体などをまわりました)。

 先の国会での法改正を受けて、信用保証協会と金融機関の分担と連携などが議論になるなか、すでに道信用保証協会では協調型信用保証を始めており、創業や経営への支援を強めていることが紹介されました。

 中小企業支援センターでは「よろず相談」の体制充実へ、センターとしての努力をうかがいました。

 飛行機でビューンと飛んで急いで国会へ、院内集会には83人の方が集まり、国会議員では私のほかに民進党からの参加もありました。

 何しろ日欧EPAは、官邸の意向と思われる急な政治決断で「大枠合意」され、国会議員への情報公開さえもほとんどされていない状況です。

 焦点となったチーズをはじめとする農産物のほかにも、非関税障壁についても聞かなければいけないし、ISDSについては合意されていないのですから「大枠合意」をもって固まったと言っていいのでしょうか。

 今日の集会でも、農水省からは農産物への影響試算は「恐れがあれば対策をおこなう」「対策を受けて(試算の)公表時期は検討する」という、まったく順番がさかさまという回答もありました。

 試算もせずに交渉の落としどころなど決めないわけで、さらに対策を講じたうえで試算を発表するようなら、影響の過小評価や打撃を隠しているのではないかと言われても仕方ない。

 日本から「勝ち取った」とされる関税撤廃の品目で、真っ先に「醤油等調味料」があるのですが、会場からの「遺伝子組み換え大豆の醤油が日本では多く流通しているが、遺伝子組み換えを禁止している欧州では受け入れないはずだ。ダブルスタンダードではないか」との質問がありました。

「欧州が輸入するのは、欧州の基準にもとづいて」されるものとの答弁で、指摘通りの事態であると認めた格好に。

 まだまだ情報が出ていないなかで、私からも農水省には影響試算の公表、外務省には仮訳でも出すように要求しました。

 TPPの時には黒塗り文書が問題になりましたが、今回はさらに中身がわからず政府自体がブラックボックス化しているのではないでしょうか。

 その後に官邸前の行動もあって、私からもスピーチ。

 明日は札幌で、農民団体による1000人規模の集会も予定されていて(私も行きます!)、生産者や国民を抜きにした合意など許されない!と訴えました。

 それにしても暑い毎日、みなさんもお体には気をつけてくださいね。

 【今日の句】 不快指数 上げ要因に 安倍政治

2017年7月9日日曜日

笑顔がいいな

 若い2人の新しい人生に乾杯! 多くの仲間に囲まれた喜びの今日を忘れないでほしいな‥‥と思った結婚式でした。

 党道議団事務局次長の「恭平」さんと、弁護士の「麻里江」さん。

 多くの仲間の前の人前式で、誓いの言葉は憲法24条の「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」を読み上げて始まりました。

 どの方でも順風満帆という付き合いはないでしょうが、2人も、喜びや苦労を多く経験して迎えた今日の誓い。

 これからも迷うことが多いというより、迷いばかりの毎日だろうと思います。

 でも仲間がいるし、先輩がいるし、憲法という2人の土台もある。

 自然体で、支えあって、2人でしか歩めない道を進んでほしいと心から思いました。

 結婚を祝う会というのも久しぶりでしたが、みんなが笑顔で時間を過ごせるっていいですね。

 さて、笑顔で過ごせないのが安倍政権の現状であって、明日は加計学園疑惑を中心にした質疑が内閣・文科の両委員会・連合審査でおこなわれます。

 日本共産党は、衆議院で宮本岳志議員(10:15~)、参議院で田村智子議員(15:00~)が質問に立ちます。

 NHK中継もありますので、ぜひご覧ください!

 【今日の句】 誰とでも 比べず2人の スピードで

しっかり現場に軸足を置いて

 演説会のあった釧路市は28℃、その前に町長さんと懇談した標茶町は30℃? どうして道東地方なのに、こんなに暑い!

 ‥‥と嘆いても仕方ないのですが、酪農地帯である道東地方の猛暑は乳牛にもつらいもので、搾乳量が減ってしまうのです。

 暑い中でも演説会は会場いっぱいで、立ち見となる方も。


 多くの方に足を運んでいただき、本当に感謝です。

 9月3日告示の根室市議選に向けて、鈴木一彦・橋本竜一の両市議が紹介され決意表明。

 小選挙区7区予定候補の石川明美さんは、日欧EPAやJR北海道の廃線問題を取り上げて、道東地方の声を届ける議席を何としても!と訴えました。

 私はたっぷり50分、東京都議選の結果、加計学園疑惑と「共謀罪」法、地域づくりに向けた政策(くらし、第一次産業、公共交通)、外交・平和と憲法問題を話しました。

 途中で何度も合いの手や拍手をいただき、安倍政権を変えようという熱気が釧路にも広がっていることに確信を持ちました。

 順序は前後しますが、土曜日にもかかわらず池田裕二・標茶町長と懇談の機会もいただきました。

 標茶町の基幹産業は酪農で、まず話の話題は日欧EPAに。

 生産者の支援はもとより、消費者と生産者の距離を縮めること、食料を大事にする政治のあり方に話が及びました。

 本当は国政で大所高所にたった論議が必要なのですが。この間の農政は農業経営の効率化と海外販売へ力を向ける内容ばかりで、そこへの疑問が広がっているのかと思いました。

 JR北海道の路線廃止についても、自治体だけで議論と解決する問題ではなく、国がどうするかを明確にする必要はないか?と町長さん。

 私からは日本共産党の発表した提言とともに、EUでは、鉄道事業が赤字なのは当たり前で鉄路維持に国が責任を負っていることも紹介しました。

 最後に町長さんが「地方を忘れないでくださいね」と話されたことが心に残りました。

 今の政治が大都市ばかりを見ているのではないか、と突きつけられたように感じました。

 北海道各地で町が成り立たなくなるのではないかと、不安が広がっています。

 日本共産党として、地に足をつけて、どう打開していくのか問われているのだとも痛感しました。

 しっかり現場に軸足を置いて。

 全道179自治体を走りまわりたい気持ちでいっぱいです。

 【今日の句】 避暑地など 言えぬ毎日 北海道