2018年2月10日土曜日

地域にねざした議員を多く

 むかわ町議選が3月13日告示と迫るなか、日本共産党は議席増をめざします! 今日は演説会で、私も支援を訴えました。

 むかわ町議会は定数14のうち、北村修・大松きみ子の両町議で2議席を占めています。

 むかわ町は旧鵡川町と旧穂別町が合併した町で、前回の選挙で穂別からの党議員をと、もりよ喜久さんが挑戦しました。

 結果は残念でしたが、また今回もりよさんが立候補を決意され、定数1減ですが3議席をめざすという選挙なのです。

 これまで2人の議員でも学校給食の実現、介護保険事業に町独自に支援、保育料は第3子から無料化、野菜選果施設への助成など多くの実績をあげてきました。

 この力が3議席となれば、さらに住民の声を届ける力になれるし、さらに穂別地域の声を直接反映できる力になれます。

 一方で、むかわ町議会は「会派」が認められないという独特の状況があり、議会と行政のなれあいを許さない点こともあわせて議会改革へ、日本共産党の議席増が必要です。

 何より憲法9条改悪を許さないという、むかわ町民の声を明確に示すには日本共産党の議席増こそ!

 こういう内容を、安倍政権の現状とあわせて私から訴えました。

 もりよさんからは、日立製作所で働いた時代からの、みずからの奮闘を紹介。

 大松さんからは、母と子の声を議会へ届けてきた、みずからの活動を報告されました。

 北村さんは、地域の自民党員からも「町がさびれるのは政治の責任」との声があったことを紹介し、くらしや農業などで要求実現をすすめる決意が述べられました。

 3~4月にかけて北海道では、合併した自治体を中心に議員選挙が相次ぎます。

 地域にねざした地方議員の活動から、私も多くのことを学ばされます。

 各地の応援にまわりたいし、ぜひ多くの方にご支援の輪を広げてほしい。

 明日は党十勝地区委員会の「食と農のつどい」へ行きます。

 久しぶりに小松泰信・岡山大学教授と、お会いできるのが楽しみです!

 【今日の句】また今年 見ずに終わるか 雪まつり

悲劇を繰り返さず

 11人が亡くなった札幌の悲劇を繰り返させず--紙智子参議・高橋千鶴子衆議と終日、札幌市内で調査活動をおこないました。


 国会では生活困窮者自立支援法の改正が見込まれていて、あわせての調査となりました。

 主だった調査は、NPO団体との懇談、北海道庁と札幌市へのヒアリング、そして火災現場にも行き花を手向けて犠牲となられた方を悼み、消防からも当時の状況をうかがいました。

 現場はいまだ灯油などの臭いが残り、正直に言えば現場に近づくのもつらいほど、火災当時のままです。

 消防車からのホースが12口でも消火できず、必死に救助しようという当時の生々しい話もうかがいました。

 どうして、このような大きな被害となったのか。

 規制をすれば済む問題なのか、もっと奥に潜んだ問題はないのだろうか。

 いくつかのNPO団体さんからは「国の縦割りをなくしてほしい」「スプリンクラーをつけるのは、利用者の負担にはねかえる」などなど、これまた現状の生々しい話をうかがいました。

 「札幌に、他地域から紹介されて来るんです」--道内各市町村で介護事業も成り立たず、保護も受け付けてもらえないとなれば、今回のような施設に入らざるをえない。

 そのような施設の必要性は行政としても認識しているはずで、札幌市では「原則は1つだけを紹介しない」としつつ「現場のケースワーカーさんで紹介しているかも」と可能性は否定できませんでした。

 これだけ居場所がない方が、高齢者でも現役労働世代も若年層も(聞いた場所では19歳!)増え続けているなかで、まずは自治体としてできることはないのでしょうか。

 国の動きを待っているのでは、それこそ地方自治って何なのでしょう。

 とにかくさまざまな角度が入り混じっている問題だけに、このブログでまとまったものを書けることができません。

 ただハッキリしているのは、憲法の精神や規定から見ても、誰もが等しい命だということです。

 花を手向けながら「同じ事故は起こしません」と約束しました。

 【今日の句】現場見て 何を思うか 一輪花

2018年2月8日木曜日

日高地方でハウス多数倒壊

 江別市で「女性のつどい」→札幌市へ共同住宅火災での申し入れ→農業用ハウスが豪雪被害を受けた新ひだか町へ‥‥。

 移動距離もさながら、安全運転をしてくれたスタッフには感謝です。

 写真は新ひだか町で、就農2年目のミニトマト農家のハウス。

 なんと沖縄から(!)来てくださり、17棟のハウスを借りてスタートしたのですが全部が倒壊となりました。

 北海道のなかでも日高地方は比較的雪が少なく、私も第一報を聞いたときに「なぜ日高地方で雪害?」と思ったほど。

 現場に行ってわかったのですが、新ひだか町でいえば積雪の観測は海に近い市街地で、それでも45cmとのことですが、山側へ進むうちに積雪も増えて2日間で70cm+20cmとなったとのこと。

 しかも湿った雪のため、ハウスの中で火を焚いたり周辺の除雪をしても対処できず、多くのハウスが雪の重みでつぶれてしまったのです。

 菊地よう子道議、川合章・谷園子の両町議とお見舞いを申し上げるとともに、国や道・町への要請などに取り組むことをお伝えしました。

 新ひだか町では速報値で389棟ほどのハウスが倒壊し、隣町・新冠町はピーマン生産量で全道一ですが130棟超が倒壊したようです。

 先の農家さんも、当面の除雪や撤去、そこでの人手や費用、今後の生活と経営の費用の心配が出されました。

 関係機関の力で、何としても立ち上がれるようにしてほしい。

 この方のように新規就農者が増えてきたこともあり、今回の事態も、周辺農家も被害に遭いながら「まず新規の彼らを支えよう」と話し合っているとも聞きました。

 調査にまわっているときに、町議会議長さんや農業担い手育成支援協議会の会長さんなどともバッタリ会いました。

 各会派の違いはあっても、ここは「オール新ひだか」で町の基幹産業を守りましょうと私からも呼びかけました。

 町への聞き取りもおこない、国の制度でも柔軟な運用ができないかなど視座も受けて、しっかりつないでいきたいと思います。

 話は前後しますが、江別市での「女性のつどい」は私から約1時間たっぷりと政治や女性の人権問題などを話しました。

 江差餅つきばやしも和やかに、私の今日のスケジュールを知ってか「これ弁当に食べて」と差し入れまでいただき、本当にありがたい!

 私から、いわさきちひろが随想「春のわかれ」で書いた「やさしいところがあったから党員の絵描きになった」ことも紹介し、女性の力で(もちろん男性も!)安倍政治を変えようと呼びかけました。

 札幌市への申し入れですが、これは明日の国会調査と合わせて書くことにします。

 明日は国会から、高橋千鶴子衆議・紙智子参議が来ての火災事故調査です。

 一昨日から事務所で、私たちも初めて話ができる方との懇談など準備してきました。

 実のある調査になれば、と思っています。

 【今日の句】日常を 守ってこその 政治だと

2018年2月6日火曜日

おすすめ本を2冊

 届きました雑誌「経済」3月号! 特集「鉄道を守る」で、私の北海道レポートも掲載してくれています。

 関西大学教授・安部誠治さんが全体的な現状を整理し、国士舘大学教授・桜井徹さんが欧州との比較もされ、その後に私も含めて各地からのレポートや論文などが並びます。

 税込み1030円ですので、ぜひお読みください!

 実は並行して、もう1冊読んでいる本があります。

 大月書店の「バーニー・サンダース自伝」。

 ある会社役員さんからの推薦とお届けもあって読み始めましたが、サンダースさんの演説が文字を通じて聞こえてくるようで面白い。

 社会の現実をわかりやすく伝え、変える展望を情熱もって訴える姿勢は学びたい。

 1時間もの講演準備のための資料や、国会調査準備に向けた資料なども並行して乱読していて、ずいぶん慌ただしくなってきました。

 北陸地方の大雪や、自衛隊ヘリ墜落など、各地で心配な状況が続きます。

 地域の声を政治が受け止めてほしいと、あらためて思う毎日です。

 【今日の句】乱読も 特技の1つ 政治道

2018年2月5日月曜日

地方財政には課題も多く

 朝の宣伝を終えて、今日は地方議員のみなさんと地方財政計画の学習。久しぶりに、じっくり学ぶ時間を取れました。 

 地方自治体にとっても予算編成と議会質疑のこの時期に、このような学習会を党道委員会では定期的にひらいています。

 来年度政府予算のもと、住民生活や地域社会にどのような影響があるのか、新たに使える制度や補助金があるのかなど、全道の状況も交流しながら学び合うのです。

 このような取り組みは、国政と地方政治と一体に取り組む日本共産党ならでは。

 党中央委員会自治体局の金子さんから、来年度の地方財政にかかわる特徴などの報告を聞きました。

 4月から都道府県化となる国民健康保険や、負担増・サービス後退がねらわれる介護保険、切実な要求が強まる子育て・教育分野や防災・減災事業、公共施設の管理や維持など、どれもこれも重要課題。

 財政が苦しい地方自治体も少なくありませんが、使える「基金」などを持つ自治体もあります。

 何より、地方財政を苦しめてきた背景には国の役割もあったと思うのです。

 安心した住民生活とするため国の責任を果たさせるように、地方議員もみなさんと連携を強めたい。

 事務所に戻ったら、佐賀県神埼市へ自衛隊ヘリが民家に墜落したニュースが飛び込みました。

 このブログを書いている時点でも、亡くなられた隊員の方がいるようです。

 心からお悔やみ申し上げたい。

 墜落した民家一帯では小学生が軽傷とのことですが、とても怖かったことでしょう。

 まずは原因究明ですが、自衛隊にしても米軍にしても、このような事故が続きすぎではないでしょうか。

 【今日の句】資料だけ 見て何時間 かかるやら

2018年2月4日日曜日

勝つまであきらめない

 名護市長選、稲嶺ススム候補は惜敗。権力が総がかりで襲ってきたことを思うと、本気で安倍政権と正面からたたかわないと‥‥!

 「オール沖縄」での「勝つ方法はあきらめないこと」という合言葉がズシリと重くのしかかるけど、進むべき道も示してくれている。

 勝つまであきらめない。

 沖縄の問題は、全国の問題。

 沖縄の痛みは、私の痛み。 

 沖縄では引き続き夏の地方選・秋の知事選とたたかわれますが、北海道からも熱く連帯していきたいし、大元の安倍政権を終らせることこそ最大の反撃!

 新たな決意で、私も明日から北海道でがんばります。

 今日は年に1度の、北海道党組織の党会議でした。

 来賓として立憲民主党・佐々木隆博議員、社民党道連・浅野隆雄さん、市民の風・北海道の小林久光さんが連帯のあいさつをされ、参加代議員からも熱い拍手!

 道党会議で他党からの来賓あいさつは初めてのことで、情勢が変化してきたことを実感しました。

 同時に、日本共産党が議席を伸ばすためにも、強く大きな党づくりがどうしても必要。

 来年の道議選・参院選の予定候補が紹介され、比例候補となる紙智子参議院議員、そして選挙区候補となる私も一言ずつ力を込めてあいさつしました。

 全道各地からも、入党者を迎えた経験、後援会員を広げている活動、コツコツとした日常活動が支持を広げている経験、無期雇用転換ルールで変化が起きている職場の現状、青年たちの希望や決意を込めた明るい発言など、聞いていて私も胸が熱くなりました。

 こういう仲間たちと心ひとつに活動できることは、何と嬉しいことだろう、と。

 利権や派閥の世界ではなく、まっすぐに、政治を変える志を持った仲間がいるのが日本共産党。

 新たなパワーがみなぎりました。

 道役員の改選もあり、私は党道委員会の副委員長となりました。

 2014年2月から書記長を務めましたが、それ以前は副委員長だったのです。

 道党組織のみなさんといっしょに、政治を変える点に汗をかきたいと思っています。

 【今日の句】最大の反撃 つねに団結だ